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一般社団法人 広島市南区医師会
令和6年度事業計画
広島市南区医師会は、地域に根ざした医師会として「会員が連携して、地域の医療を支える」の理念の元に活動してまいりました。
新型コロナウイルス感染下では、地域医療の最前線を担っている南区医師会の会員の先生方は、コロナウイルス感染症の診断・治療、重症患者への対応、基礎疾患増悪への対処、ワクチン接種、後遺症診療、地域施設のクラスター対応等を行ってくださいました。南区医師会では、南保健センターをはじめとする行政、県市医師会、基幹病院との協力体制を強固にし、地域に密着した医療体制の構築やより実践的な情報提供に努めてまいりました。今後も新興感染症に限らず行政等との連携を強化するとともに、会員の先生方からのご意見ご要望を関連諸機関に訴えてまいります。
また新型コロナウイルス感染での経験を経て、時間的空間的な制約を克服しうるWeb、ICT、SNS等様々なツールを駆使し多面的な催しを行うことが可能となりました。今後もその利点を活かしながら、より実践的な情報的提供を行い、会員の先生方の生の声を交わす機会を増やし、会員同士の「顔の見える」連携を再構築し、会員の先生方の生涯教育、福利に貢献いたします。
さらに地域包括ケアシステムのさらなる拡充のため医療と介護の多職種連携も引き続き推進してまいります。
また災害医療では各医療機関でのBCP策定や多職種との連携を図る地域BCP策定を推進してまいります。「高度医療・人材育成拠点基本計画」による県立広島病院の移転・新病院整備、また県病院跡地利用ではその動向を注視し、必要に応じ、広島県へ要望を行う予定です。
今後も地域医療の維持・向上のための事業を引き続き実施し、南区の医療、保健、福祉の充実に寄与してまいります。
1.各種委員会の活動について
(1)地域医療情報ネットワーク委員会
- 南区地域保健対策協議会との連携及び在宅医療・介護連携推進事業への協力支援
- 在宅医療・新興感染症の診療に関する支援(研修会等の開催)
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広島市介護認定審査会委員の推薦、介護保険に関する情報提供
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地域包括ケアシステムにおける医療介護多職種連携の推進
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在宅医療を行う医療機関における連携体制の構築
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南区認知症初期集中支援事業の拡充
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ICTを活用した情報共有のための整備推進
- 災害時の多職種連携への協力支援
(2)広報・福祉委員会
- 南区医師会だよりDr.パルの発行
- 南区医師会ホームページの管理
- 福利厚生事業の推進
(3)園医・学校医委員会
- 南区内の幼・保育園及び小・中・高等学校の園医・学校医の推薦
- 学校保健の向上の為に、学校医と養護教諭等の意見交換の場を設ける
(南区医師会と養護教諭との交流会)
(4)救急・防災委員会
- 災害医療救護活動計画の更新と管理
- 『EMIS入力』の周知
- 南区行政、消防、基幹病院との連携
- 勉強会、研修会等の開催(南区災害対策医療研修会)
- 各医療機関におけるBCPや地域BCP策定の推進
2.会員への情報提供システムの拡充
(1)Zoom等を用いた会議、研修・講演会システムの管理
(2)会員のメールアドレスを利用した情報提供
(3)メディカルケアシステムを用いた多職種情報共有システムの推進
(4)医師会事務局等でのネットワーク環境の充実
3.新興感染症や災害医療等の危機管理対策の推進
(1)行政や広島県市医師会等関連機関との情報共有・連携強化による迅速かつ適切な対策への取組
(2)基幹病院との連携強化
(3)感染症・災害時の会員への適切な情報の提供
(4)南保健センターとの情報共有
4.南区地域保健対策協議会の活動について
(1)介護保険・かかりつけ医推進事業の充実・強化
- 在宅医療介護連携推進事業
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南区在宅医療・介護連携推進委員会
- 勉強会、研修会等の開催
(2)災害時医療救護活動の編成と支援
- 研修会等の開催
- 地域防災訓練への協力
- 南区防災医療介護連携委員会
(3)保健・医療・福祉関係者研修会事業の推進
- ボランティアフェスティバルへの参画
- 市民公開講座の開催
- 医療安全・院内感染対策研修会
(4)地域保健活動の推進
- 南区乳幼児健診への協力
- 南保健センターとの連携強化
(5)感染症予防対策、特に新興・再興感染症対策の推進
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行政や広島市医師会等関連機関との情報共有・連携強化による迅速かつ適切な予防対策への取組
- 医療安全・院内感染対策研修会などによる院内感染対策の推進
5.広島市および広島市医師会等関連機関の連携
(1)各種委員会委員の推薦
(2)広島市や広島市医師会等関連機関の事業への協力
- 広島市在宅医療相談支援窓口運営事業